福祉施設が電話対応を外に出す前に考えておきたいこと

電話を外に出すとき、
何を任せるかより先に、
どこまでを手元に残すのかを考えることがあります。

全部を任せる必要はありません。
けれど、
何も決めないまま外に出すと、
あとから少しずつ形が崩れていきます。

最初に考えておきたいことは、
いくつもあるわけではありません。

ただ、いくつかの境目を、
あらかじめ意識しておくこと。


どこまで受けてもらうのか。

名前と要件だけでいいのか。
それとも、少し踏み込んで話を聞くのか。

相手が言葉を探しているとき、
どこまで待つのか。
どこで区切るのか。

受け方をどこまで任せるかで、
戻ってくる情報の形は変わります。


どこからは手元に残すのか。

その場で判断したいこと。
現場でしか決められないこと。

それをどこで切り分けるのか。

すべてを外に出さなくてもいい。
ただ、
どこから先は自分たちで受けるのかは、
少しだけ決めておいた方がいい。


受けたあと、どこに戻すのか。

誰に伝えるのか。
いつ返すのか。

折り返すのか、
そのまま引き継ぐのか。

戻し方が曖昧なままだと、
せっかく分けた役割が、
また一つに戻ってしまうことがあります。


電話を外に出すというのは、
全部を任せることではなくて、
最初の受け止めを分けることに近いのかもしれません。

どこで受けて、
どこで判断して、
どこに戻すのか。

その線を、
最初からはっきりさせる必要はありません。

ただ、
何も決めないまま始めるよりも、
少しだけ意識しておくことで、
あとからの形は変わっていきます。

→AI電話受付が向いている電話・向いていない電話